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紫の水晶宮(Я18)

つれづれなるまゝに日ぐらし硯(PC)に向ひて心に移り行くよしなしごと(妄想)を、そこはかとなく(だらだらと)書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ(私の脳みそはもうだめだ・・・)

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お返事(2007.07.01~2007.07.08)

しずるるるるる 其の一『月と負け犬』

「ふふ―」

闇の中、女は廊下を進む。
ひたひたと歩みを進める音すら、夜の静寂に溶けて消えてゆく。

外廊下に差し掛かると月の明かりが女の姿を浮かび上がらせた。
女は羽化したばかりの蝶々のように薄い藤色の襦袢を身につけていた。
薄絹から透けて見える淡雪のように白い肌がぼんやりと光を放ち、女の神秘的なまでに美しい輪郭を縁取っていた。

女―藤乃静留はたいそう美しかった。
だが、美しいからと言って世の中のことが万事解決する訳ではない。
静留には静留なりに悩みもあれば、眠れぬ夜もあるのだ。

今宵こそは―

静留は並々ならない想いを、柔らかな笑顔の裏に隠して障子の前に立った。

「なつき、失礼致しますえ」

静留は静かに戸を開いて、その身を部屋の中に滑り込ませた。
そして、その場に正座すると三つ指をついて深々と頭を下げて言った。

「なつき、契って下さい」

しかし、この部屋の―いや、この家の主である玖我なつきからの返事はなかった。
静留が顔を上げると、そこには―

「あら―なつき今夜はそんな方法で・・・」

『悪霊退散』というプレートと、輪になったにんにくが掛かった大きな十字架が鎮座ましていた。
だが、悪霊でもなければ、吸血鬼でもなく、そして決意というオーラを纏った静留にとっては、そんな結界は無意味であった。

「道具まで使うやなんて・・・いけずぅ」

静留は随分と艶かしい声で呟きながら立ち上がり、纏っていた襦袢をその身から滑り落とすと、なつきが寝ている布団へと近づいた。
なつきは結界を用意して安心しきっているのか、枕を抱いてすやすやと寝息を立てていた。
さすが戌を祀る南総玖我流八犬法の継承者であると言える、犬のようにかわいい寝姿であった。

「はぁっ―なつき」

熱い吐息と共に愛しい者の名を呼ぶと、こちちらも蛇鬼百合流京武術の継承者である静留は、その名の通り蛇のように身をくねらせてなつきの寝ている布団に潜り込んだ。
そして、丸くなって眠るなつきに後ろからするりと寄り添った。

「ん・・・え!?」
「おばんどす♪」
「お前、何して?!」

静留の存在に気づいて目を覚ましたなつきは、がばっと布団を捲くるとすばやい動きで跳ね起きた。
だが、柔術である蛇鬼百合流京武術の使い手である静留によってすぐさま布団に引き戻された挙句、上を取られ、手首を拘束されてなつきは動きを封じられてしまった。
いろんな意味で寝技が得意な静留に、この状況でなつきが敵うはずもなく―
なつきは冷や汗を掻きながら、ごくりと息を呑んだ。
静留はなつきに向かって妖艶な微笑を浮かべた顔を近づけると、口付けるように耳元で囁いた。

「なつき、今宵うちは乱れます。馨あるおなごになれるよう精一杯きばります。せやから、うちと愛の契りを―」
「まっ、待て!私は女だぞ?!落ち着け!!」
「うちは落ち着いてます。いけず言わんと子作りしましょ。な?」
「いけずじゃない!デュラン!出てきてくれっ!デュラン!!」

じたばたと悪あがきをしながら、なつきは最終奥義である犬神を召喚しようと其の名を呼ぶが、動揺して気が乱れているなつきにデュランは応えてくれなかった。

「デュラン・・・」


目の淵に涙さえ浮かべ必死でデュランを呼ぶなつきに、静留は安心させるように微笑むと―

「わん♪」

一つ吼えてみせた。

「静留?!」
「うっふふ♪今日から、うちがあんたのデュランどす。安心しぃ、うちがあんたを護ったるさかいにな。ぺーろぺろぺろ!ぺーろぺろぺろ!」
「ひゃうっ!お前、どこを舐めて―ぁっ・・・ん・・・あ・・・や、んっ・・・」

その日を境に、玖我家から夜毎“戌の鳴き声”が聞こえるようになったとか、ならなかったとか。
事の真相は月とその隣で紅く輝く媛星だけが知っている。



さてさて、昨日は七夕でしたね。
七夕ネタを書いてはいたんですが、間に合わなかったのでまた来年ってことで(*´σー`)

オニガワラウゾ(( ゚д゚)=◯)`ν゜)・;'ヒデブー

あぁぁ・・・やらないといけないことがあるのに、まだ出来てない・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
つう訳で、今日はここまでです。

訪問、拍手、コメントいつもどうもありがとうです。
続きは各種お返事どす。
7/1

>16:43 「白い巨塔」妄想GJ!さすが長澤さん、17歳(!?)とは思えない素敵な爆走っぷり。by mino
>16:44 世界にのめり込みすぎで、バトンの中身だということを忘れてしまいましたわ。連載化希望っす。

本人が17歳と言えば、じゅうななさいなのです。追求してはいけません(笑)
私もバトンだってことをすっかり忘れて長々と妄想を垂れ流しにしてしまいました^^;しかも、セリフだけで全然状況掴めないし^^;
連載化は・・・素人には医療モノは難しいかと^^;続きは↓の方と一緒にお答えします。

7/3

>12:51 「ぶぶ・でぼ・・・」めっさわらいました。ぶぶさまは純黒長毛種の犬が大好きだと思っていましたが、今は
>12:55 赤毛のにゃおねらいですか。 「白い巨塔」の他のエピソードもお願いします。

ちょっと(ちょっと?)下品でしたが、笑えたのならよかったです^^ネコ=受けと言う意味で書いたのですが、確かにHiMEの世界ではネコ=奈緒という線もありますね。思い至りませんでした^^;ぶぶさまは純黒長毛種の犬が大好きだと私は思ってます。

白い巨塔は・・・タイトルだけ決まりました(おい!)

『華の楼閣』

これでどうでしょう?どうでしょうって・・・どうするんだ、私。ちゃんと書くのは無理だと思うので、病院というシチュエーションで何か浮かべば形にしてみます。あまり期待せずにお待ち下さい@@

  1. 2007/07/09(月) 00:10:28|
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紫の水晶宮

ここは舞-(乙)HiMEの静留(シズル)・なつき(ナツキ)・奈緒(ナオ)への愛をこじらせるファンサイトです。版権元とは一切関係御座いません。勝手ながらR18とさせて頂いておりますので、18歳以上の分別のある大きなお友達だけ遊びにいらしてください。百合の花が仰山咲いておりますので、閲覧は自己責任でお願いします。 当サイトの全ての画像及び文章等の無断転載・引用はご遠慮下さい。

プロフィール

長澤 侑

Author:長澤 侑
性別:ネコ
属性:ヘタレな王子
特徴:ビタミンShizuru分が足りなく
    なるとヘタレる
持病:静留病
    (英名:シズル・シンドローム)
尊敬する人:
ヘタレの星玖我なつき
ヘタレ学園長ナツキ・クルーガー

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