眠れぬ夜に
シズル「なつき、まだ寝てへんかったん?」
なつき「・・・あぁ」
シズル「何してるん?」
なつき「ゲーム」
シズル「どんな?」
なつき「モンスターを狩って、丸焼きにしたり、剥いで武器にしたりするんだ」
シズル「そないけったいなゲームしてんと、はよ寝な明日起れんことなりますえ?」
なつき「むぅ・・・」
ナオ「こいつ、今日昼まで寝てたから眠れないんじゃない?」
なつき「・・・・・・」
ナオ「さてと、0時以降起きてたら美容に悪いから、あたしもう寝るわ。あんたも早く寝た方がいいわよ。お ね え さ ま」
なつき「うるさい!子供はさっさと寝ろ!」
ナオ「は〜い。年増はすぐヒステリー起こすから怖いわね」
なつき「な ん だ と」
ナオ「じゃね〜」
ぱたん
なつき「ちっ!尻の青いガキのくせに。生意気な」
シズル「ふふっ」
なつき「シズル、お前は早く寝た方がいいんじゃないか?それこそ美容に―」
シズル「そんなん言うんやったら、なつきも寝んと」
なつき「前から、気になってたんだが・・・ぶっちゃけ、お前何歳なんだ?」
シズル「じうななさいどす」
なつき「・・・・・・」
シズル「じ う な な さ い ど す」
なつき「・・・触れるなってことだな・・・じゃぁ、取りあえず寝ろ」
シズル「そうやね。ほしたら―(ひょい)」
なつき「ちょっ!うわ!離せ!」
シズル「なつき。暴れたらおっこちて、頭が残念なことになりますえ?」
なつき「お前のようにか?いいから、降ろさないか!」
シズル「お姫様抱っこは、ベットまで運ぶからお姫様抱っこって言うんどす」
なつき「言っている意味は良く分らないが・・・とにかくすごい自信だな」
シズル「さ、なつき、ねんねしましょうな〜♪」
なつき「私は、まだ眠くない!!」
シズル「大丈夫どす。すぐに眠れる方法知ってますから―」
◇ ◇ ◇
シズル「『深爪姫』」
なつき「『親指姫』か!童話なんかで眠れるか!子供じゃあるまいし!」
シズル「ええから、聞いて―」
昔々、いばらの森に、それはそれは美しいお姫様がおりました。
お姫様はいつもいつも爪を短くしていたので、深爪姫と呼ばれていました。
ある日のこと。
深爪姫が森の外れにある湖畔の別荘でリゾート気分を満喫していると、おなかがすいてきました。
でも、せわしい日常から離れたかった深爪姫は、いつものメイド達を連れてきていません。
そこで深爪姫は、ケータリングサービス『赤ずきん』に電話をかけました。
「極上ディナーを店で一番極上な女の子に持って来させて頂戴」
リンゴーン
鐘が鳴って、深爪姫が玄関の扉を開くと―
そこにはとてもかわいらしい女の子が、籐のかごを持って立っていました。
その娘の肌は雪のように白く、唇と頬はバラ色に染まり、大きな瞳はまるで輝石のようでした。
「ケータリングサービス『赤ずきん』からきました茶々です。私でお気に召さなければ、チェンジは―」
「必要ないわ」
「そうですか。それでは―『ただいま戻りました。お嬢様』」
「おかえり。茶々」
一目で茶々を気に入った深爪姫は、チェンジシステムの説明は聞かずに茶々を別荘の中に招き入れました。
初めて出会った二人でしたが、ずっと以前から契りを交わしたスールのように仲むつまじく極上ディナーを楽しみました。
ディナーが終わり、テラスで茶々の淹れたハーブティーを飲んでいると、茶々はとても哀しそうな顔をして言いました。
「お嬢様。茶々は、もう行かなければなりません」
「まぁ、どうしてそんな哀しいことを言うの?」
「お嬢様と過す時間はとても楽しいのですが・・・でも、これ以上ここにいる訳にはいかないのです」
「何故?何か理由があるのね。言ってご覧なさい」
「それは・・・」
「それは?」
「これ以上は、“延長”になってしまいます―」
今にも泣き出しそうな顔で、姫を見上げる茶々の瞳にはたくさんの星が揺れていました。
その瞳を見た深爪姫は、茶々を側に置いておきたいと思いました。
「そんなことを心配していたのね。茶々―優しい子。こっちにいらっしゃい」
「はい・・・お嬢様」
茶々を膝に乗せた深爪姫は、後ろから優しく抱きしめて茶々の小さな耳に囁きました。
「茶々。私の名前を知っていて?」
「いいえ。存知ません」
「私は―いばらの森の深爪姫」
「え?」
「あなたさえ望めば、今夜一晩とは言わず、お店の経営母体ごと召し上げることもできるのよ」
「そんな・・・ただ、私は―」
「私は?」
「お嬢様―いえ、姫様と一緒にいたいとそう望むだけです」
「そう―なら、あなたはお風呂の準備をしてきて頂戴。お店には私から電話をしておくわ―」
月の光が差し込む寝室。
夜風が天蓋を優しく揺らしておりました。
そのベットに二人は体を預けて、たわいもないことを話しておりました。
会話が途切れがちになった頃、茶々は深爪姫に尋ねました。
「姫様は、どうしてこんなに深爪なの?」
深爪姫は答えました。
「それは、あなたを傷つけない為よ」
「姫様は、どうしてそんなに濡れた瞳で見つめるの?」
「それは、あなたがとてもおいしそうだからよ」
「姫様は、どうしてそんなに濡れた唇をしているの?」
「それは、あなたをおいしく頂く為よ」
シズル「こ〜んな風にな(ガバッ)」
なつき「ぎゃ〜〜〜〜(ジタバタ)」
バンッ―
ナオ「るっさい!眠れないでしょ!!」
なつき「ナオ!来るな!こいつはもうゾーンに入ってる!!」
シズル「眠れん時は、軽い運動が効果的どすえ。さぁ、ナオさんも一緒に」
ナオ「ひぃっ!」
シズル「汗かくから、二人とも寝巻きは脱ぎましょな。ふふ・・・」
なつき/ナオ「アッーーーーーーーーー!!」
◇ ◇ ◇
二人は、自然と唇を重ね―
とても熱い一夜を過ごしました。
次の日の朝。
茶々は深爪姫のキスで目ざめました。
「ん・・・」
「おはよう。茶々」
「・・・何、してるの?」
「森に迷い込んだかわいい女の子は、お姫様のキスで目覚めるものよ」
「もう・・・姫様ったら・・・」
「かわいいわね。茶々」
それから、二人はいつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたし。めでたし。
ハイホ〜ハイホ〜百合が好き〜みんなで楽しくハイホ〜ハイホ〜♪
ども、長澤です。
深爪姫、書いていたら楽しくなっちゃったんで、無駄に長くしてみました。
そしたら、HiMEたちがほとんど出てないでやんの(笑)
ちなみに、深爪姫のモデルは祥子さま、茶々は祐巳です。
小笠原の家なら、チェーン店の一つや二つ軽いもんです。
そんなことは、おいといて。
○旅レポ後半は、ものすごく長くて、まだ終わっていません。そして、今、あるものを公開するか否かで迷っています・・・18禁とか以前に、言葉では表現できないけど、公開していいもんかと悩むものってあるんですね。
○「しずるるるるる」も終わっていません。20万打記念なのに・・・
○明日行われる、巫女ラジの公開録音『ドキッ!女だらけの公開録音〜男なんていらね〜んだよ〜』(勝手に名前つけちゃったw)は、外れました。GWのメインイベントだったのに・・・だから、実家にも帰らず東京にいるのに・・・くすん。なまてんもくさんは、あの名言を言うかしら?!そして、御前はお客さんにどんなセクハラ、いや、サービスを?!放送を座して待つ!!
○そんななまてんもくさんが主演中の『CANDY☆BOY』を観ました。ニコニコ公式なので、コメントに『なまてんもく「BOYなんていらね〜んだよ!!」って書かれてましたwwなるほど、それでBOYは出てこないのね。にしても、相変わらずの作画クオリティ。百合百合なのも言わずもがな。今後も期待。やっぱり、楓ちゃんはなつきにしか見えない。
私は、そんなGWを送っていますが、みなさんは如何お過ごしでしょうか?(頭に書けよな、そういう挨拶は)
でもって、続きは各種お返事です。
04/21
>00:09 非公開でしたので、お名前・コメントは伏せさせて頂きます。
そ、そうですか?どうも、ありがとうございます。「きれいはきたない、きたないはきれい」ってシェイクスピアが言ってた。
04/26
>00:09 非公開でしたので、お名前・コメントは伏せさせて頂きます。
お!リクエストって言うかコメント下さった方ですね。あんな役周りで登場させて、怒られるかなと思っていたんですが、ひとまず喜んで頂けたようで、ほっと胸を撫で下ろしました^^;そうですね〜、これから3人暮らしになるのですが、どうにかしてナオなつなお話も書ければいいなと思っています。
>10:02 非公開でしたので、お名前・コメントは伏せさせて頂きます。
注意はしたからいいかなって^^;前に『乙女の匙加減クイズ』をやった時には、私にも躊躇というものがありました。が、思い切ったことも時に必要かなと思い・・・あんなことに^^;ここまでしたらダメなんじゃないかなって思っても、意外とみなさんついて来られるんですよね。てか、ダメな人は何も言わずに脱落してるんだとは思うのですが(苦笑)その内、もっと下の方に行くかもしれませんが、生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
- 2008/05/04(日) 23:56:05|
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