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紫の水晶宮(Я18)

つれづれなるまゝに日ぐらし硯(PC)に向ひて心に移り行くよしなしごと(妄想)を、そこはかとなく(だらだらと)書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ(私の脳みそはもうだめだ・・・)

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シャドウ☆ハンターなつき

なつき「戦隊ものって燃えるよな~」
シズル「『変態ものって萌えるよな~』?」
なつき「・・・何をどうしたらそうなる!!」
シズル「ちょっと、うちの耳がお茶目してしもうたみたい。てへ♪」
なつき「耳じゃなくて、頭の中身がお茶目してるんじゃないか?」
シズル「『この、お茶目さん。つん!』ってやつやね♪」
なつき「何でも、ポジティブに受け取るな!」
シズル「うちは、あれが好きどす。二人は―」
なつき「プリキュアか?あれは―」
シズル「いえ、もじぴったん。ぴったん♪たんたもじぴったん~♪まっく~すは~と♪」
なつき「うろ覚えの知識を混ぜるな!」
シズル「あんたとぴったんしたいんどす!」
なつき「今度はアクエリオンか!巧いこと言ったつもりか!だいたいどれもこれも戦隊ものじゃないじゃないか!」
シズル「そうなん?」
なつき「戦隊ものの定番は5人だ」
シズル「なんで?」
なつき「諸説あるが、一番ポーズが決まるだろ?」
シズル「なるほどなぁ」
なつき「5人の場合スーツの色は、赤、青、黄、緑、桃が多い。色によって各人のキャラも伝統的に決まってるんだ」
シズル「どないな風に?」
なつき「分かりにくいから、身近なところで考えよう。赤は基本リーダーだ。熱血漢で正義感が強いタイプだ。人情に厚くて、面倒見がいい。舞衣なんかが適任だ」
シズル「なるほど。分かりやすい」
なつき「青はいつもクールでプライドが高いタイプ。群れることを好まず、自分の力を過信しているから意外と敵に捕まりやすかったりする。それで仲間に助けられても、ぶっきらぼうにありがとうとか言うんだ」
シズル「ほなら、青はなつきやね」
なつき「うっ・・・私は―」
シズル「ありがとうとか照れてなかなか言わへんやない?そう言うとこがかわいらし所でもあるんやけど」
なつき「ちっ。まぁ、いい。次だ」
シズル「うふふ」
なつき「黄色は大食いで力持ち。腹が減ると力が出ない。好物はカレー。あいつは辛いのは嫌いだが、命だな完全に」
シズル「せやねぇ」
なつき「緑は青に近い部分があるけど、違う所は何にでも噛みつくところか。何しろ青より若いことが多いから、緑だけど青臭いところを残している。ナオはこのタイプだな」
シズル「ふぅん。それでうちは?残っとるのは桃やけど―」
なつき「お前?お前は、敵。桃は紅一点で、典型的に女らしいタイプだから―そうだな。日暮なんかがいいだろう」
シズル「なんでやの?!なんでうちだけ色がないん?!」
なつき「色?色が欲しいなら、紫でいいんじゃないか?敵だし」
シズル「槍投げやね・・・」
なつき「必殺技がか?」
シズル「なつきは、ボケ潰しが得意どすなぁ」
なつき「それが私の必殺技か?」
シズル「・・・・・・」

ちゃきっ―

なつき「おいっ!暗い顔して、無言で刃物を取り出すな・・・シズル?」

ざすっ―

シズル「またつまらぬ者を斬ってしまった」
なつき「・・・それは・・・時代、劇・・・だ・・・(がくっ)」

ぶぶ漬けぶぶ漬けしずるるる~!!
それは、とある夏の日の夜―

「きゃ~~~。なつきっ!なつきぃ!」
キッチンから静留のけたたましい悲鳴が聞こえた。
なつきは、リビングから韋駄天のように駆け出して、キッチンへと向かった。
「どうした、静留!オーファンか?!」
「な、つき・・・あれっ」
静留は怯えた様子でうなつきの背に隠れた。
震える指の先には―黒く蠢く“シャドウ”

―説明しよう。シャドウとは夏になるとどこからともなく現れ、人々を恐怖のどん底に叩き落す流線型の黒いやつ。
 ぎらぎらと黒光りするボディは如何にもすばやく動きそうで、実際すばやい。・・・そして、まれに飛ぶこともあると
 いう。頑張れなつき、それゆけなつき!ヘタレるな!シャドウがこの世からいなくなり、人々に真の平和が訪れる
 その時まで―

「おのれ、シャドウ!現れたな!」
なつきは静留とシャドウの間に凛々しく立ちはだかる。
「静留、私が来たからにはもう大丈夫だ。安心しろ」
そう告げると、なつきは己の手の平にエレメントを具現化させた。
なつきのエレメント―通称『豆鉄砲』―は、オーファンに向けられていたものとは違い、
シャドウ専用の細いノズルが付いていた。
「どうやら敵に回した相手を間違ったようだな!」
なつきは、見た目少々頼りないそれをシャドウに向けて放った。
―しゅーっ
シャドウはすばやい動きで、なつきの攻撃をかわした。
「くっ、すばやい」
―しゅーーーーっっ
攻撃をかわすだけだったシャドウが突然、なつきと静留に向かって襲い掛かってきた。
―がさがさがさがさ
「いやあああああああ!」
「静留、下がってろ!」
―しゅーーーーーーーーっっっ
なつきの攻撃に、シャドウは一旦動きを止めた。
なつきはシャドウを睨んだまま、静留に告げる。
「静留、ここは私に任せて、お前は向こうに行ってろ」
「―けど、なつき」
「静留、お前を巻き込みたくないんだ」
「・・・・・(かっこええ、なつき!)」
「なんと言っても、想いの強さは力となる!デュラン!」
―ばきん!ばきん!ばきん!ぴっっき~~~~ん!!
魔方陣のような光から尖った氷柱が突き出て、それを割って銀色の狼が現れた。
なつきのチャイルド―デュラン―は、咆哮を轟かせる。
―うぉおおおおおおん
それに、反応してシャドウがじりっと間合いを詰めた。
「何をしている、静留。早くいけ!飛ばれでもしたら、やっかいだ」
「おおきに、なつき」

静留は、キッチンの戸口に立つとなつきを呼んだ。
「なつき―」
「なんだ?静留」
「なつき、うちはいつかてなつきのことを想っとります。それだけは、忘れんといて」
「ああ―」
短く返事を返すと、よほど怖かったのだろう静留は足早にその場を去った。

「さて、もう逃げられると思うなよ!」
黒髪を翻してシャドウに向き直ると、なつきはデュランに命じた。
「デュラン!ロード☆ジェットプロ☆カートリッジ!ってーーーーーーーーーーっ!!!」
―ぶしゅううううううううううううううう
勢いよく放たれた白い霧がシャドウを襲う。 
攻撃をまともに浴びたシャドウは、じたじたとその場で盛大に暴れている。
「今だ!デュラン!ロード☆包(パオ)☆カートリッジ!ってーーーーーーーーーーっ!!!」
続けざまになつきは、泡状の物体を放った。
白い泡にシャドウは飲み込まれ―しばらく動いていたが、ぴたりと動かなくなった。

「ふぅ、苦しい戦いだった。ありがとう、デュラン」
デュランの頭を一撫ですると、デュランは嬉しそうになつきに擦り寄った。
なつきは、ゴミ箱の蓋を開けると、泡の塊になってしまったシャドウを棄てた。
「やれやれだ」
ゴミ箱の中を覗いて、ふとなつきは思い立った。
「静留がこれをみてまた嫌な気持になってはいけないからな―」
ティッシュを三角に折ってその泡の上に掛けると―
「せめてもの餞だ。これに懲りたら、もう二度とここには来るな!」
さっと背を向けたなつきの向こうで、ゴミ箱の蓋が静かに閉じた―

「静留?」
「―なつき!」
静留はなつきの姿を認めると、駆け寄って縋る様に抱きついた。
なつきは、震える静留の背中を優しく撫でた。
「シャドウは私が倒した。だから、安心しろ。」
静留の顔を見ると、目のふち一杯に涙を溜めていた。
今にも零れそうなそれを、なつきはちゅっと吸い取り、そして安心させようと額にもひとつキスをした。
最強最悪のHiMEとまで言われた静留が、まるで子供のように怯え自分に縋ってくるのがかわいくて仕方がない。
だから―ちょっと意地悪をしてみたくなった。
「静留!、もう一匹シャドウが!」
「うそ?!どこ?どこにおるん!」
また静留は、なつきの後ろに隠れてしまった。
「静留?静留?」
振り向くと、収まりかけていた震えは先ほどよりさらにひどくなり、シャドウを見つけようとあちこちに視線を彷徨わせている静留がいた。
(ちょっとやりすぎちゃったか―)
なつきはすぐに静留を抱き寄せて、耳元で囁いた。
「静留―冗談だ。」
静留は、一瞬何を言われたのかわらないのか呆然とし、そして次には怒り出してしまった。
「もう、なつき人が悪おすえ―うち、怖かったん。ほんまに怖かったんよ。なつきの、あほう」
あほ呼ばわりしながら、静留はなつきの胸を叩き続けた。
徐々にその声は小さくなり、そして泣き声へと変わっていった。
「―なつきの、あほう・・・あほ・・・うっ・・・ひっく・・・」
「―うっ。静留、すまない。そんなに怖がるとは思わなかったから」
実際問題静留に苦手なものがあるなんて思ってもみなかった。
どれだけ背中を撫で擦っても泣き止まないほどに怖いものがあるなんて、静留を知っている人間なら想像もつかないだろう。
(ど、どうすれば泣き止んでくれるんだ・・・でも、泣いてる静留もかわいいな ―って、私は何を考えてるんだ!)
ほとほと困り果てたなつきは、ついに本人に聞いてみる作戦に出た。
「静留―どうすれば、泣き止んでくれる?」
「―もう、なつきのことなんか知りません!」
知らないと言いながらもなつきから離れようとはしない静留なのだった。
「それは、困ったな―」
なつきは、静留をゆっくりと座らせて、優しく抱きしめた。
「静留―私はお前が好きだ。シャドウハンターとして生きる孤独な私に初めて入り込んできたのはお前なんだ。
静留のような恋人がいてよかった。だから―私はお前を守ってみせる。私自身の全てを掛けて!!」
「―嬉しい」
2人はそのまましばらく抱き合っていた。
静留もだいぶ落ち着いたようだった。
静留がゆっくりと顔を上げる。
「なつき、さっきの話なんやけどな。キスしてくれたらうちは泣き止みますえ」
「もう泣き止んでるのにか?」
「あかん?」
静留の小首を傾げた様子がかわいくて、なつきはふわりと微笑んだ。
なつきの指が、静留の涙の跡を辿る。
やがて二人はどちらからともなく瞳を閉じて―

その夜、二人の愛がマテリアライズしたとかしないとか―それはまた別のお話。
  1. 2008/05/10(土) 19:07:58|
  2. 元拍手お礼SS
  3. | トラックバック:0
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紫の水晶宮

ここは舞-(乙)HiMEの静留(シズル)・なつき(ナツキ)・奈緒(ナオ)への愛をこじらせるファンサイトです。版権元とは一切関係御座いません。勝手ながらR18とさせて頂いておりますので、18歳以上の分別のある大きなお友達だけ遊びにいらしてください。百合の花が仰山咲いておりますので、閲覧は自己責任でお願いします。 当サイトの全ての画像及び文章等の無断転載・引用はご遠慮下さい。

プロフィール

長澤 侑

Author:長澤 侑
性別:ネコ
属性:ヘタレな王子
特徴:ビタミンShizuru分が足りなく
    なるとヘタレる
持病:静留病
    (英名:シズル・シンドローム)
尊敬する人:
ヘタレの星玖我なつき
ヘタレ学園長ナツキ・クルーガー

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