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紫の水晶宮(Я18)

つれづれなるまゝに日ぐらし硯(PC)に向ひて心に移り行くよしなしごと(妄想)を、そこはかとなく(だらだらと)書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ(私の脳みそはもうだめだ・・・)

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メリークリスマス♪

みなさん、メリー苦しみます♪

あっ、ちゃうわ。メリークリスマス♪

ちょっと、12月は行事が多すぎるのでは・・・ないでせうか?

静留の誕生日のすぐ後のクリスマスはけっこう厳しかったのですが、ここにいらしてくれる皆さんへ私からささやかなプレゼントを用意しました。急いだのでちょっと出来が悪いのですが・・・途中途中手抜きですし・・・すみません。後で、ゆっくり手直しします。

ハートフルな家族ものを目指しました。家族ものなので、2人の子供達が出てきます。お嫌いな方は避けて下さい。ただ―静留やなつきの幸せが、私も含めみんなの幸せだ!そうだろう?なぁ、みんな!(何だ、このノリ・・・)

聖夜の奇跡(そんな話ではない・・・てか、所帯じみてる気がします)は続きからどうぞ

それでは、みなさま良いクリスマスを―長澤でした。


12月中旬の日曜日―

朝から子供達を奈緒に預けて―半ば押し付けて―玖我家では、緊急家族会議が開かれた。
議題は子供たちへのクリスマスプレゼントである。

「どうする?」
「そぉやねえ。今朝、こんなんが来てましたわ」
と、静留が提出したのは新聞の折り込み広告。
おもちゃ屋からのそれは、チラシと言うよりはもはやカタログと呼ぶにふさわしい―クリスマスカラーの冊子にいろいろなおもちゃが載っており、大人が見ても何だかワクワクするものであった。
2人で顔をつき合わせて、パラパラとめくってゆく―

なつきがおもちゃのバイクを組み立てるキットを指差して―
「これがいいんじゃないか?親の仕事を学ぶことができる」
「それはええことやと思うけど・・・やっぱり2人とも女の子やしな―別のにせえへん?」
「充電バッテリーで動くのか。いいなこれ♪」
「なつきが欲しいだけですやろ?」
「む?でも、運転もできるんだぞ?」
「2人とも、なつきみたいにバイク乗り回すような娘ぉに育ちますえ?」
「それは・・・さすがにどうかと思う。なら、これはどうだ?2人ともこれのテレビ観てるだろ?」
「観てますけど・・・これは、あかんわ」
「なぜだ?」
「だって、それ武器やもん」
「武器なのか?へぇ、知らなかった」
「なつきみたいに、人に向けて銃をぶっ放すような娘ぉに育ったら―」
「静留、そこは否定させてもらうぞ。静留みたいに人に刃物を―」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「とにかく、武器みたいなんはあかん」
「そうだな。やめよう」
「静留は何がいいと思う?」
「うちは、そおやねぇ―」
ぬいぐるみがたくさん載っているあたりで、静留が赤い毛むくじゃらの人形を指差した―
「あっ、なつきのお友達♪」
「そんな風に言うな・・・」
「ほんまのことですやろ?」
「まぁ、そうだったけど・・・子供たちこれが好きだし、これにするか?」
「ええと、思います」
侃々諤々の協議―ほとんど、子供たちがどちらに似ない方が幸せかという実りの無い話し合い―の結果、ようやく決めた品物に丸をつけた。

「英語版とスペイン語版があるのか…どうする?」
「2人おるから、2つとも買うたらどうやろか?」
「それも、そうだな。で、どこに隠しておく?」
「なつき買いに行ってくれるん?」
「あぁ、いいぞ」
「したら、そのまま車に積んどったらええんやない?子供たちは車開けられへんし」
「そうだな。お前の車には子供たちも乗るし…よし、そうしよう」
「決まりやね♪うち、お茶でもいれてきます」
「ん、頼む」

静留が席を立ってから、何となくそのチラシを見返していると、あるものがなつきの目にとまった。
(これはいい!静留へのクリスマスプレゼントはこれにしよう!どこに隠せば、静留にばれないかな・・・どうするかな・・・そうだ!子供たちに頼んで部屋に隠してもらって・・・ついでに子供たちが手伝ってくれたとなると、静留感動して泣いてしまうんじゃないか?!)
なつきは自分の思いつきの素晴らしさに、ついニヤニヤしながら物思いにふけり―
「ニヤニヤして、どないしたん?」
「うわっ!びっくりした」
静留がお茶を用意して戻ってきたことに気づかなかった。

「そんなにびっくりせんでもええのに。で、何考えてはったん?」
「い、いや子供たち喜ぶかなって」
「喜んでくれたらええなぁ」
「早くクリスマス来ないかなぁ」
「くすくす。なつきがワクワクしてどうするん?」
「まぁ、そうだけど・・・」
(見てろよ、静留。落ち着いていられるのも今のうちだぞ!)
和やかにお茶を飲んでいる間も、終始にやけ笑いが止まらないなつきであった。



次の日―

なつきは仕事の合間におもちゃ屋に立ち寄り、子供たちへのプレゼントとそして例のブツを手に入れた。
車の中で早速説明書を読んで、自分一人では決して行かないであろう手芸店へと向う―
子供用のそれを持っていれば、まさか自分で使うなどとは思われないだろうからと安心して、店員にあれこれと聞いてようやく2色の毛糸を選び家へと戻った。

静留が夕食の準備をしてる頃を見計らって、仕事場からこっそりと家に戻り隠し場所―子供部屋に向かう。
ドアを開けると―
「しーーーっ!」
賢い子供たちは、口に指を当てているなつきを見て、大きな声をあげずに出迎えてくれた。
「お母さん、おかえり」
「母さん、おかえり」
「ただいま」
「どうしたん?」
「実は、2人に頼みたいことがあるんだ」
「なあに?」
「もうすぐクリスマスだろ?」
「うん」
「母さんは、静留にプレゼントをあげようと思うんだが、2人とも手伝ってくれないか?」
「ええよ」
「そっか。なら―」
なつきは、後ろ手に隠し持っていた、例のブツを2人に見せた。
「それ、なあに?」
「これで毛糸を編んで、マフラーを作ってプレゼントしたらどうだろう?」
「「マフラーができるん?!」」
「しっ!静かに。静留には内緒で作りたいんだ。3人で驚かしてやろう」
「「うん!」」
「じゃぁ、ちょっと母さんは仕事があるから、2人にはこれを部屋に隠しておいて欲しいんだ」
「「うん」」
「静留にはばれないようにしたいから、部屋の掃除はいつもきちんとやるんだぞ?じゃないと、部屋に入って来られちゃうぞ?」
「「うん」」
「じゃぁ、仕事場にいないと静留にばれちゃうから戻るな。また、来る」
「「いってらっしゃい」」

こうして共犯者となった3人―
その日の晩から、静留がお風呂に入ってる時などにこっそりと子供部屋で3人で密談を重ねてデザインを決め、クリスマス近くには立派な手作りの―と言っても、ハンドルをぐるぐる回すだけなのだが―マフラーが編みあがっていた。



クリスマスイブ―

なつきが仕事場から戻ると、静留が用意したごちそうがテーブルの上に並んでいた―
「ただいま」
「あ、おかえり。なつき」
「うまそうだな」
「ちょうどできたところなんよ。手ぇ、洗いに行く時に子供たち呼んできてくれはる?そろそろ始めましょ♪」
「わかった」

静留の前では冷静を装っていたなつきだったが―リビングを出た瞬間に子供部屋に駆け出した。
「ただいま!」
「母さん、おかえり!」
「おかえり!見て!できたよ!!」
「おっ、すごいな。きれいにできたな♪2人ともえらいぞ」
頼んでおいたラッピング―なつきが用意した、深い緑色の袋に赤いリボンに金色のシール―を上手く仕上げてくれた、子供たちの頭を撫でてやる。
「夕飯できたから、一緒に手を洗いに行こう。で、それはまだここに隠しておこうな」
「うん♪」



「「「「メリークリスマス♪」」」」
なつきと静留はシャンパン、子供たちはノンアルコールのシャンパンの入ったグラスを掲げてクリスマスを祝う。
「お母はん、食べてもええ?」
「はい。どうぞ」
「「いただきます♪」」
チキンとサラダといったような一般的なクリスマスの料理だったが、食卓がキラキラ輝いて見える。
それもこれも、これから渡す3人で作ったプレゼントのせいかもとなつきは思うのだった―
「はい、なつき。チキン切ってあげる」
「ん、ありがとう」
「2人ともそんなにいっぱい食べたら、ケーキが入らんようなるえ?」
「「大丈夫♪」」
自分と子供の世話を嬉々としてこなす静留から、目が離せなくなる―マフラー、喜んでくれるかな?
「どうかした?」
「何でもないぞ。いただきます」



「さて、ケーキにしましょうか。紅茶でええ?」
「2人は何がいいんだ?」
「紅茶でええよ」
「うん」
「じゃ、紅茶で」
「ん、ほな、ちょっと用意してきます」

静留が席を立った時に、なつきは子供たちに耳打した―
「アレ、持ってきて」
「「うん」」
子供たちはそっとダイニングを抜け出す―
それを見送ってから、キッチンへと向かった。

「ケーキ、切り分けようか?」
「うん。お願い」
「焼いたのか?」
「そう。上手く出来てたらええな」
チョコレートを割って包丁を入れると、店で作ったかと思われるほどのスポンジが現れた―
「うまそうだ」
「よかった」

2人で紅茶とケーキをテーブルに並べる―
子供たちは、テーブルについて待っていた。
おそらく膝にプレゼントを隠し持っているんだろう。
ついにやけそうになる口元に力を入れて―なつきは子供たちに目配せした。

静姫が、テーブルを離れて―
「ん?静姫、もうケーキにするんよ?席に座っとって?」
「お母はん―」
「「「メリークリスマス!!」」」
―3人で予め決めておいた渡し方をした。

静留は、差し出された包みを見つめて―目を丸くしていた。
「これ?え?」
「私たち3人からのプレゼントなんだ。開けてみろ」
「うち、に?」
「そうだ。3人で作ったんだ」
「「うん」」
「作った???何やろ―」

静姫の身長に合わせて静留はしゃがんで、包みを受け取った。
静留が包みを開くと、中から白地に藤色の雪の結晶が散りばめられたマフラーが出て来た―
「これ・・・ほんまに作ったん?」
「そうだ」
「「巻いてみせて!!」」
静留がそれを首に巻くと、静留の白い肌に―藤色が見事な差し色になって―とても映えた。
「えらい、あったかいわ。3人ともおおきに―」
にっこりと微笑んだ静留だが、その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいて―
「いつものお礼にと思って。お前に隠すの大変だったんだ―」
「ぜんぜん気づきませんでしたわ」
「驚いたか?」
「うん。驚いたんと、嬉しいんとで―うち・・・ありがと・・・」
最後は言葉にならなくて、静留の瞳からは涙が零れた。
なつきは自分の予想が見事に当たって嬉しくなった―
「こちらこそ、いつもありがとう。ほら、泣くな―」
なつきがしゃがんで、静留の肩に手を掛けた時―
「「メリークリスマス!!」」
後ろから留夏が突っ込んできて―
「え?」
「あら?」
なつきの首にも、静留のと色違いの―白地に紺色の雪の結晶が散りばめられたマフラー―が掛けられていた。
「これ、は?」
「お母さんに内緒で作ったん」
「うん」
「いつの間に・・・お前たち、毛糸はどうしたんだ?」
「静留お母さんのやつをお店に持っていって、色違いを買ってきた」
「そっか・・・ありがと、う・・・」
「「うん」」
「なつき、泣いてるん?」
「泣いてるのは、お前だ」
「うちは、泣いてへん」
「じゃぁ、私も泣いてない」
「「2人とも泣いてる!!」」
最後にしてやったりの笑顔を浮かべたのは、2人の愛する子供たちなのだった―



時刻は、もうすぐ日を跨ぐと言った時間―
なつきは早くサンタさんになりたくて、先ほどからうろうろしている。

「2人とも寝たかな?」
「そうやね。そろそろ―なつき、まだそれ巻いてたん?」
「お前だって、いい加減外したらどうだ?」
「嫌やん。今日は、巻いて寝るん」
「首が絞まるぞ?」
「うちは、なつきと違って寝相悪ぅないもん」
「うっ―私は・・・寝相、悪くない・・・」
「あっ!でも、なつきがしがみついてくるから、やっぱり外して寝よ。締められたら、死んでまう」
「―くっ・・・そうしろ!なぁ、そろそろいいんじゃないか?」
「うん。あれ、取ってきて?」
「任せろ!!」

車から取って来るだけなのに、やたらとはりきってるなつきを見送って、静留は玄関でなつきの帰りを待った―
「ただいま!!」
「しーーーーっ!2人が起きてしまうやない」
「あ・・・そうだ。静かに、静かに」

子供部屋のドアをそっと開けると、子供たちは折り重なるようにして眠っていた。
おそろいのマフラーを巻いた2人のサンタは、その枕元にプレゼントを置いて―

その後、サンタたちも折り重なるようにして眠ったのだった―

メリークリスマス―
  1. 2006/12/24(日) 22:09:47|
  2. 独り言
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

ニマニマしつつも感動してしまいました。クリスマスらしい話で幸せになりました。良い話、ありがとうございます。
(私は彼女へのプレゼントがまだ作り終わりません…女子って何欲しいのかわからん、と女子なのに悩みます)
  1. 2006/12/25(月) 02:02:53 |
  2. URL |
  3. saisho #VzE7Qubc
  4. [ 編集]

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紫の水晶宮

ここは舞-(乙)HiMEの静留(シズル)・なつき(ナツキ)・奈緒(ナオ)への愛をこじらせるファンサイトです。版権元とは一切関係御座いません。勝手ながらR18とさせて頂いておりますので、18歳以上の分別のある大きなお友達だけ遊びにいらしてください。百合の花が仰山咲いておりますので、閲覧は自己責任でお願いします。 当サイトの全ての画像及び文章等の無断転載・引用はご遠慮下さい。

プロフィール

長澤 侑

Author:長澤 侑
性別:ネコ
属性:ヘタレな王子
特徴:ビタミンShizuru分が足りなく
    なるとヘタレる
持病:静留病
    (英名:シズル・シンドローム)
尊敬する人:
ヘタレの星玖我なつき
ヘタレ学園長ナツキ・クルーガー

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